つよきす
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メーカー:きゃんでぃそふと
シナリオ:タカヒロ
原画:白猫参謀
発売日:2005年8月26日
メディア:DVD-ROM 1枚組
はい、今回ご紹介いたしますのは人々の間で徐々に燃え上がりつつあったツンデレブームに
火に油を注ぐとばかりに 『きゃんでぃそふと』 が打ち出したツンデレゲームである、 『つよきす』。
ご存知の方は多々いらっしゃるとは存じ上げますが 『ツンデレ』 というのは
「普段はツンツンしてるのに2人キリになるとデレデレしちゃう」 というもの。
これがまた忽然のブームを巻き起こし、ゲームではこの 『つよきす』、本でも
『ツンデレ大全』 が出て、終いには期間限定で 『ツンデレ喫茶』 も出まして
もうお前らなんでもいいのかとツッコミを禁じえない状態になっているわけですが
そんなムー大陸と双璧をなすといわれるツンデレゲーム、 『つよきす』 を今回はご紹介しようと思います。
■シナリオ |
まずはシナリオ。
ここで大切になってくるキーワードは 『ツンデレ』。 普段はツンツンしているのに2人キリじゃあデレデレ。
これが大事、超大事、パワプロのサクセスするときのセンス○ぐらい大事。
そこでこの 『つよきす』 はツンの部分である第1部・デレの部分である第2部という2段構えなのです。
1段階じゃあ満足できない、2段構えじゃないとダメなんです。
ホラ、織田信長だって武田の騎馬軍団破るために鉄砲隊を3段構えにしたし。
そしてその2段構えを構成するうえで出てくるヒロインたち、これがまた個性的な面々。
普通、ゲームをするうえではそれぞれに違ったキャラクターを付加するのが当たり前ですが今回の定義は
「全てがツンデレ」 。
しかしそのままの意味で捉えてはキャラクターに個性が出なくなってしまいますがそこは
「全員が姉」 という所業をなしたきゃんでぃそふと、
ツンデレならツンデレなりの個性があるんじゃい! といわんばかりに個性的な様々なキャラクターが出てきます。
風紀委員で規律を取り締まり、ルールに厳しいのに刀を持っているのは銃刀法違反じゃないの?
という 『鉄 乙女』
幼馴染でいつもケンカばかり、でもギャグでの頭の回転は最速、勉強の頭の回転は低速、という
『蟹沢 きぬ』
何をするにもパーフェクト、容姿端麗、自己中、自分がよければなにしてもよし、でも恋愛ベタ、という
『霧夜 エリカ』
話しかけるとガンつけしキメセリフは 「キモい」 、でも登場人物の中では正統派ツンデレ、という
『椰子 なごみ』
巨乳女教師、なんかいつも寝てるしお菓子食べてるしオウムと会話してるしという謎キャラ、という
『大江山 祈』
みんなの委員長、あだ名もよっぴーだしツンデレでないんでない? と思ったら一番シナリオが怖かった、という
『佐藤 良美』
以上のツンデレというか強気キャラといった方がスッキリとするメンツなんですけど
恋愛の様子以上にこのゲームは日常会話の内容が笑えて全然飽きがこないところが非常に好感触、
色々なパロディ要素もてんこ盛りですし、他のサブキャラも濃い連中が多くてよかったです。
主人公もヘタレと言われてはいますが非常に好感のもてるステキなキャラ。
シナリオに関しては非の打ち所がないとさえいえます。
■CG |
続いてはCG。
原画の白猫参謀さんの絵は 『姉、ちゃんとしようよ』 でお馴染みの人なのでわりと知っている人もいるのではないでしょうか。
エロシーンもシナリオ重視(?)ゲームにしてはわりと濃い内容なのでよかったですわ、ウッシッシ。
(優雅に)
特に変わったこともなかったですわ、ウッシッシ。 (この笑い方はゲームには関係ありません)
■システム |
システムも不満は一切ないです。 普通にゲームしている分には問題ないですし、
タイトル画面で 「前回の続きから」 を選ぶとそのままセーブを選ぶことなく進めていけるのも非常に好感触。
あと終わったあとに気付いたんですけど 「緊急避難スイッチ」 もあったんですね。
非常に遊びやすいつくりになっております。
■まとめ |
そんなわけで 『つよきす』 でした。 噂にたがわぬ良作ですね。
得点も9点かな、8点でもいいかなと思ったけど。
ツンデレ好きにはたまらない仕上がりとなっております。