メーカー:たまソフト
シナリオ:
原画:長浜めぐみ・凪
発売日:2006/3/24
メディア:DVD-ROM 1枚組
今回ご紹介いたしますのは、たまソフトが放つ 「ヒーローになりたかった人たちへ」
と銘打った 『LOST CHILD』。
舞台は雨の止まない都市 『南甲』 、そこで行われるレイリアと呼ばれる人に似た生物とバインド(言うなれば合体)を行い、
アーミットと呼ばれるものに変身してマガツカミと言われる怪物と戦ったりするお話です。
しかも戦闘がかなり凝っていてそれを楽しみに発売日をウキウキと待っていたわけですが、
発売日に買って店員に手渡されるときに 「パッチ当てないと動きません」 って言われたときはド肝抜かれました。
うそぉん!?
で、パッチ当てても誤字があったときはもっとド肝抜かれました。 パッチ意味あるのか?
まあパッチがないと戦闘の難易度を変更できないからへたれゲーマーな私には必要でした。
そんなこんなで肝心のシナリオですが、最初はものすごいヒマ。 全然戦いメインじゃない。
主人公なんて最初はずっと戦闘否定派なので全然熱くないし、戦いも細々としています。
学生なので学園へと向かっても普通に過ごしているうえに親友キャラが個人的にすごいうざかった。
関西弁なのが余計に鼻に付く。
ギャグで場を和ませているという設定なんだろうけど、あまりの話のつまらなさにマウス投げそうになったし。
しかもこの学園の友人連中は話の展開が変わってからもチョコチョコと登場してきますけど話には特に関係ないし、
ただでさえ展開が遅くてイライラしてるところに出てくるから始末に終えません。
中国に行こうとして太平洋を横断し始めるぐらいのシナリオの展開の遅さにビックリ、なんなのよ。
逆方向じゃないのよ。
終いには 「お、こいつは謎が多いからきっと重要なポジションなんだな」 と思ってたら全然関係なかったり、
主人公よりも他のキャラ(特にスレッジハマー)が主人公ぽかったりともう何がなにやら。
謎解きも最後の最後に一気に何もかもが解決していくんでとにかく序盤がつまらなすぎる。
起承転結の起がほぼですからね。
そこで一番楽しみにしていた戦闘ですが、
みんなのゴルフみたいにゲージを流れる棒みたいなものを見てタイミングよくクリックすると技が出たり攻撃を避けたりするんですが
最初は楽なのに敵が強くなるにつれて難しくなるのでパッチの難易度調整がなかったら確実にクリアしなかったからそれがあったのはよかった。
けど仲間と敵に囲まれるというシチュエーションで2体づつ×2で同じ敵と戦闘するのは正直ウザかった。
決め技もスキップすることなく見なくちゃいけないし、正直さっさと先に進みたかった。
しかもその敵がその先も4、5回ぐらい出てきてもううんざり。 量産型にもほどがある。
話が全体的に暗めだ、ということもあるとは思うけど 「ヒーローになりたかった人たちへ」
っていうぐらいだからもっとヒーローらしいものにしてほしかった。
セーブするときもあんまり画面の端の部分で左クリックすると文字が切れてどこがセーブか分からなくなるのもマイナス。
だったらそんな凝らないで分かりやすくすればよかったのに。
そんなこんなで全体的な得点としては5点で。
基本的に1本道のみなので1回で終わったのはいいけど・・・どうもすっきりとしない終わり方だったなぁ・・・。